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チョット待ったその家づくり


建物が重要
   大手建設業者が山などを切り崩して一つの町をつくってしまい、大規模分譲する物件があります。そのようなケースは上下水道完備で、ガス・電気の心配はまずありません。道路もゆったりして車同士のスレ違いができ、メインストリートにはバスが通り、スーパーマーケットもあり、とても良い環境になるのです。建物も信頼のおける大手住宅メーカーが施工している場合が多いので、メンテナンスも安心だと思います。
 しかし、中には言葉巧みな悪徳業者にかかって苦労しているケースもたくさんあります。
実際住んでみたら「ドアの開閉がわるい」「サッシが開かない」「外壁モルタルのひび割れがひどい」「床が斜めになっている」「家が沈下した」「家が傾いている」「家が揺れる」などという問題が出てきて気づくのです。
そんなことになる前に、契約前に専門家に見てもらいましょう

契約する前に専門家に点検してもらおう
   一戸建て住宅に詳しい建築事務所なら、設計上の問題・土地や道路の問題など法律的な事柄から、違法建築(道路関係、道路斜線、北側斜線、建ぺい率、容積率など)かどうかも調べてくれます。
 調査した結果、問題があった場合、土地自体の問題と違法建築の場合は、解決策はありません。購入するのはやめましょう。

確認通知書と建ててある家同じか確かめよう
   申請図面と建物に違いがないか確かめましょう。
一番ひどいケースが、確認通知書の図面と実際に建築した家の間取りが違う場合があります。確認許可書の図面より実際に建てている家が大きい場合があります。強度的に問題がなければよいのですが、図面上では耐震壁があっても、部屋を明るくするために耐震壁を取り外し、窓にしてしまう場合があります。すると家の強度を左右する筋交いがなくなるのです。  三階建住宅の場合は、丈夫さが決め手です。図面と建物がちがい、耐震壁などがない場合は購入をやめましょう。
申請図面と一緒であるなら「検査済証(図面と同じ建物であり、建築基準法に適合した住宅であるという証明証)」があるはずです。それも見せてもらいましょう。

水道管はよその土地を通っていないか?
 

 水道管の引き込みは、公道である前面道路(絶対に私道でないこと)から引き込んでいるか必ず確認しておきます。もし物件が気に入っていても、水道管が他人の土地を通って引き込まれている場合は購入をやめるか、前面道路から最低でも二○ミリ(一戸建て注宅を建築する場合)の水道管を引き込んでもらう様にしてもらいましょう。
売り主が引き込み工事をしてくれない場合で、どうしてもその物件が欲しいならば自分で水道管を引き込む費用を負担する覚悟をしなければなりません。水道引き込み工事はかなりの費用がかかります。

 前面道路が市道、県道、国道によって水道局に支払う局納金が大幅に異なります。
特に購入使用とする土地の全面道路の反対側に水道本管が埋設されている場合は、交通を整理しながら舗装を剥がし道路を横断し水道管を引き込まなければなりません。バス通りの道路なら舗装が厚いのです。工事費用も高くなり、負担がかかかってしまうので十分な調査をしましょう。
 当然下水の最終桝も敷地内に入っているか調べましょう。

 
   
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