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チョット待ったその家づくり

建物の種類とその工法
  木造軸組工法
  在来工法とは、木造軸組の日本古来の建築方法です。
  最近はプレハブなどに押され気味ですが、根強いファンも多く、一戸建て住宅の半分以    上は在来工法です。
  土台、柱などのほとんどに木を使い、どのようなプランや設計にも対応可能な工法です。

鉄骨系プレハブ住宅
  骨組みに鉄骨を使う工法です。
  鉄は錆びに弱いため錆び止め処理をしっかりしておかなければなりません。特に海に近い  地域では勧められない工法です。工事中に錆び止めペンキが剥がれていたら、必ず補修  しておきましょう。補修しないで塞いでしまうと錆びは進行してしまいます。土台、柱などが  錆で腐ってしまい、地震がきたらとんでもないことになるかもしれません。

木質パネル住宅
  外壁にパネルを貼り強度をもたせる工法です。
  ツーバイフォー住宅も含みます。輸入住宅もこの種類です。木造軸組工法のようにしっか  りした柱がありません。パネルを組み立てて作り上げる工法です。

鉄骨コンクリート住宅
  マンションなどコンクリートで造る工法です。
  コンクリートは建ててから20年間は水気を放出しているそうです。気密性の良いマンション  は結露の問題があり、カビとダニに悩まされる懸念があるのでに換気する事が大切です。

木造軸組住宅の大きな問題点
   同じ家を、別々の大工さんに建ててもらうとします。完成した家を素人が見ても同じように見えますが、建物に詳しい人がよく見ると仕上がりの違いに気がつきます。特に木造軸組住宅では大工さんの技術のレベルによって、仕上がりの差が出てしまうのです。
 建物は、どの工法でも良い職人に建ててもらうことがとても重要なのです。

「大手住宅メーカーだったら安心」と思っていませんか?
   大手住宅メーカーに家づくりを頼んでも、地元の指定工務店を使い、施工させる場合がほとんどです。すると、坪当たり60万円で契約したはずの建物が下請け、孫請けに施工させると、各々で経費を取り合い、実質の建築費は坪当たり55万、50万と値打ちが下がってしまうのです。

 建坪40坪の場合は、坪当たりで15万円も下請け、孫請け経費として取られると、なんと600万円も無駄金を捨てることになるのです。

家づくりは一生に一度だけ
   家づくりはほとんどの人にとって、一生に一度あるか、ないかの大金を投入する大事業です。
 住宅展示場を設けている大手住宅メーカーは、展示場を維持していくのに莫大な費用がかかっています。豪華なパンフレットや折込チラシ、CMもそうです。いったいそれらの費用はどこから出ているのか疑問に思いませんか?それらは建築費用の中に含まれているのです。
建て主は気づかないところで、その宣伝経費を支払わされているのです。
それらを踏まえて、検討して決めてはどうでしょうか?

ローコスト化が手抜き工事を招く
   最近は、住宅のローコスト化の波が押し寄せてきています。ところがローコストになればなるほど、下職の賃金の締め付けが厳しくなり、不良住宅が増えてくるのです。結局、最終的に泣かされるのは消費者(建て主)なのです。
 入居後に手抜き工事と分かっても、その時はすでに遅いのです。

営業マンはノルマがいっぱい
 大手住宅メーカーは、住宅展示場に来る新規のお客しか頼るところがありません。ですから、展示場に来た建築予定の人の名簿が欲しいのです。
 住宅展示場に言ってパンフレットを請求しても、住所・氏名を書かないと絶対にもらえません。一度連絡先を教えたら、営業マンはあらゆる手立てで顧客確保の努力をするのです。

クレーム修理はすぐ来ない
   大手・中小住宅メーカーに限らずクレームですぐ駆けつける建築業者はまずありません。すぐやらなけばならないクレーム以外は、なかなかすぐに対応できないのが現状です。これは建築業者に限らず、迅速な対応は今後の課題と言えるでしょう。

契約すると立場が逆転する
   建物の場合は、契約するまでは立場的に住宅メーカーより建て主が強く、契約してしまえば立場は逆転してしまいます。
契約前は、建て主は「住宅メーカーはお宅だけじゃないのよ。」と強気ですが、住宅メーカーの営業マンはノルマがあるため、契約してもらうために必死なのです。
ところが契約後は、建て主は「家だけは特別待遇にしてね。」「しっかり造ってね。」と祈るような気持ちになり、立場が逆転してしまうのです。
契約書には打ち合わせた約束条件項目を記入してもらいましょう。

最終金の支払いは・・・
   工事が終わると竣工検査があります。建て主さんと住宅メーカーの担当者で打ち合わせどおりに施工しているか、施工に不備な点がないか、双方でチェックし、最終金の支払いは工事が完了するまでやめましょう。

トラブルの原因には建て主にも
   トラブルを起こした原因は、建築業者だけの責任ではなく、その業者に頼んだ建て主にも責任があるとも言えるでしょう。
それを防ぐためにも、きちんとした契約を交わしましょう。

工事中に変更したいときは
   現場が動き始めて工事が進行すると、図面では分からなかった部分が形となり、自分の想像とイメージが異なる場合があります。
変更追加工事の場合は、業者に変更依頼を速やかに伝えましょう。
その際には、追加金額を確認しないとトラブルの元になる場合があります。

   
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