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チョット待ったその家づくり


建築業者を決める方法
   最初から建築業者が決まっていれば問題はありませんが、どこの建築業者に頼んでよいかわからない人は「合見積り」といって2〜3の建築業者から見積りを出してもらう場合があります。当然、各社とも見積り金額は異なります。私も経験しておりますが、50坪程度の建物で、建築費用が1,000万円も差があったのです。建て主さんは「なぜこんなに違うのですか?」と驚いていました。建築業者によって経費のかかる体質、仕入れ努力をしていない所はこれから淘汰されます。
「見積りが安いから」といって安易に決めてしまうのは安易な考えです。
安かろう、悪かろうです。「ここなら任せられる」と思った業者があったら、その業者が以前建てた家を二〜三軒見せてもらいましょう。そのときの建て主の対応が良かったら、まず大丈夫です。そして現在工事中の現場も見せてもらい、現場が整理・整頓されていればOKです。
整理・整頓の上手な大工さんは仕事も上手なのです。気に入った業者が見つからないときは、見つかるまで探しましょう。

契約書をチェックする
   建築業者が決まったら次は契約です。
金融公庫などの申込みは、契約前に申し込んでおきます。そして、契約する時は事前に契約書を見せてもらいます。契約書の内容に疑問点があったら契約前に解決しておきましょう。悪質な建築業者は、契約書の内容を建築業者に都合の良い様に書いてある場合があるので十分注意しましょう。

 契約書は、金融公庫か建築四会連合が発行している契約書を使いましょう。口約束のみで契約書を交わさないで工事に着工してしまうケースがありますが、トラブルがあったときに双方が困ります。建築業者が親戚でも必ず契約書を交わしましょう。

 工事代金の支払方法は、「契約時に三分の一、上棟時に三分の一、引き渡し時に残金」というのが一般的です。公的資金などを利用して支払いが遅れる場合は、建築業者と銀行に事前に打ち合わせをして「つなぎ資金」を借りることができるようにしましょう。
契約時にさまざまな書類に署名捺印をする場合がありますが、何のための書類か調べてからにしましょう。

 問題なく建物が完成すれば良いのですが、トラブル続きの場合は最終金の支払は慎重にしましょう。トラブルを抱えている建築業者は、要注意です。トラブルが解決する前に最終金の残金をすべて支払ってしまうのはやめましょう。残工事をそのままにして、現場に来なくなる可能性があります。そのような場合は自分で判断しないで、必ず専門家に相談しましょう。

   
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