家づくりを真面目に考えている人のために
インターネットマスノ 「家づくり探偵団」はじめに「家づくり探偵団」にようこそ。 私は、一般住宅および高齢者、身障者住宅の設計施工をしている、株式会社「マスノ」という工務店の棟梁増野義明と言います。 ▼同級生がわなにはまる寸前で・・・最近、厚木市に住んでいる私の友達が、土地を買って家をつくろうとしたのです。以前から相談していた不動産屋から「うちの所有物件で掘り出し物があるので、すぐ見に来てほしい」と言われ、現地を見に行ったそうです。 物件を見ると、とても良い環境なので友達はとても気に入りました。 ▼危うく300万円がだまし取られるところだった・・・すると不動産屋に「明日までに、300万円の手付け金を持って来たら、あなたに売りましょう」と言われました。 いきなり300万円と言われた友達は不安になり、私に電話をかけてきました。 物件内容について聞くと友達は何も調査していないと言うので、私が調査することにしました。 ▼調査するべき内容は、次のようなことです。
翌日、まず私は土地の名義人を調べに法務局へ行きました。 驚いたことにその土地は他人の名義で、不動産屋の名義ではなかったのです。おまけに税務署の差し押さえ物件だったのです。 とてもすぐ買える物件ではないのです。危うく300万円だまし取られるところでした。 ▼こんな話は氷山の一角だ・・・このような話は、たぶんたくさんあるのでしょう。そして泣かされている人はたくさんいると思います。不動産不況はまだ続いています。運転資金に苦労しております。 「お客をだましてでも資金を・・・」と思っている悪徳不動産屋がはびこっているのです。 建物のみに関してもローコスト化が進み、利益率が悪くなっております。そのために、質の悪い住宅が増えております。 特に建売り住宅においては、坪40万円位で建築して、70万円位で販売するのです。 不動産屋は土地では儲からないようになっているので、建物で儲けているのです。 ▼このままで地震がきても大丈夫?・・・・・・・基礎工事や骨組みに手抜き工事があったら、地震が来たらどうなるのでしょうか?家が倒れてからでは、遅いのです。 建売り業界のような悪い体質のままでは、「建て主は、良質な家を建てられるように十分な建築費を出しているのに、質の悪い家に住まざるを得ない」という納得のいかない話になってしまうのです。 「住まいを求める人は、強制的に生命保険に入らされて命懸けで挑んでいるのです。しかし、建築に携わっている業者はそんなことはお構いなしで、手抜き工事をしている体質は許せない。」 ▼もう一度やろう・・・快適な住まいを求めている人達が、悪徳業者の罠にかからないようにするために、「何かお手伝いできないか?」と思いました。 そこで「家づくり検査協会」を開設しました。土地の選び方、設計、建物に関して等のプロとしてのアドバイスをさせていただきたいと思います。 私は「在来工法(木造住宅)」のプロです。木造住宅を中心にして説明をすするために本書を出版しました。 最初は自費出版を考えておりましたが、元就出版の浜さんに拾って頂きました。紙面を借りて感謝いたします。 Copyright (C) 2003 Masuno. All Rights Reserved E-mail address:masuno1@jcom.home.ne.jp |