リフォーム工事を甘く見るな
リフォーム工事をするときははっきりと「何を、どこまでするか?」という工事範囲を決めます。そして二〜三社の建築業者に見積りを依頼します。新築工事の見積りをするときと同じように「合見積り」をするのです。 そして施工する建築業者と予算が決まっても、安心はできません。リフォーム工事とは解体しながら工事をするのですから、工事が始まり解体し始めたときに予想外にいたんでいる箇所が見つかり、予算以外の追加工事をしなければならないことがあります。そのとき建て主はあわててしまい、追加工事の見積りを取らずに工事を依頼してしまいます。そして建築業者の言いなりになってしまうのです。 そして請求書を見てあまりの追加金額に驚くのです。そして資金繰りに走り回るのです。三○○万円程度の簡単なリフォーム工事が一千万円を超えてしまうという話もあります。結果的には「建て替えたほうがよかった」ということになってしまいます。ですから工事にかかる前の細かな打ち合わせと調査がとても大切なのです。 古い家を狙って外壁の吹き直し工事や、ペンキ工事などのリフォーム工事の営業をしている訪問販売が流行っています。「交差点の角地でよく目立つので、わが社のリフォームのモデル住宅にしますから安くしておきますよ」などと言われるのです。たとえその工事金額が相場の二倍くらいの費用でも、工事費用の相場を研究しないで、見積書を見ても疑わずに工事依頼してしまうのです。 そしてその工事は外壁の吹き付け工事のみに終わらず、屋根の葺き直し、雨樋の取り替え、浴室、台所、トイレと工事が広がっていくのです。それも具体的な見積りも取らないで工事をするのです。工事が終わり、請求書を見てびっくりするのです。資金が足りないと、リフォーム会社は金利の高い信販会社のローンを紹介してくれます。そして業者の「罠」にかかってしまうのです。リフォーム工事は新築工事をするより大変なのです。そのような訪問販売に気を付けましょう。 Copyright (C) 2003 Masuno. All Rights Reserved E-mail address:masuno1@jcom.home.ne.jp |